2026/6/25

こころと発達外来

真夏日となり、北海道も夏本番となりました。
夏風邪様に2−3日高熱となる方がおりますが、今のところ、特定の感染症の大きな流行はありません。
 
さて、今回は、当院の「こころと発達外来」についてお話しさせてください。
 
当院には以前から、頭痛などの体調不良に悩む思春期のお子さんがたくさん来院されています。
 
お話を伺うと、頭痛だけでなく、不安やイライラ、登校への不安、めまいや立ちくらみなど、さまざまな不調を抱えていらっしゃることが多いんです。
 
事前WEB問診でもご記入いただいてはいますが、診察室でゆっくりお話を聞くことで、生活習慣や学校生活、心や身体の痛みなど、少しずつ背景が見えてくることがあります。
 
以前は口頭での聞き取りに時間がかかっていましたが、現在は専用の問診用紙をご用意し、保護者の方からの心配事や、お子さん自身の率直な思いを事前に教えていただけるように工夫しています。
 
初めての受診は、親御さんもお子さんも、とても緊張されることと思います。「怖い先生じゃないかな」「心を傷つけられたらどうしよう」「痛い検査はあるのかな」……そんな不安を抱えて勇気を出して来てくださっていること、心から受け止めています。
 
初回の受診では、まずはリラックスしてお話しいただくことから始めます。もし必要であれば、事前に看護師がゆっくりお話をお聞きします。また、問診や診察の様子から検査が必要と判断した場合は、血液や尿検査、起立試験などをご案内します。起立性調節障害の疑いがある場合には、生活の工夫についても一緒に考えていきましょう。
 
診察の際、親子一緒にお話しいただくか、別々にお聞きするかは選んでいただけます。ご希望があれば遠慮なく教えてください。
 
体調不良には、必ず何らかの理由があります。
検査の結果、鉄欠乏や甲状腺の病気、亜鉛欠乏などが隠れていることもあれば、自律神経の乱れや心身症が関係していることもあります。一つずつ原因を探りながら、お子さんに合った治療を一緒に進めていきましょう。
 
八方塞がりのような気持ちで来院されるご家族もいらっしゃいますが、学校に行く・行かないに関わらず、まずは「お子さんが心身ともに回復し、安心して生きられること」を一番の目標としています。
 
回復までには時間がかかることもあるかもしれません。でも、当院を頼ってくださった皆さんが「ここに来てよかった」と心から思えるよう、私たちは日々全力で診療にあたっています。
 
現在、多くの方に受診いただいており、お一人お一人にしっかり時間をかけたいと考えております。そのため、「こころと発達外来」の初回相談は「お電話でのご予約」をお願いしております。
お手数をおかけしますが、じっくりお時間を確保するためですので、何卒ご理解いただければ幸いです。