2025/9/7
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そらいろこどもまつり無事終わりました |
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そらいろこどもまつりにご参加くださった皆様、ありがとうございました。 処置室でサイコロがコロンコロンとなる中で、ほっこりしながら診察していましたよ。 皆様、お楽しみ頂けたでしょうか?? さて、開院して12年たったわけですが、毎年クリニック通信9月号には『院長からのご挨拶』を載せております。わざわざ開いて読まない方も多いと思うので(笑)、この場を借りて掲載させて頂きます。 「こども医療の未来」と「小児科クリニックの役割」 数ある小児科の中から当院に通院してくださる皆様、泣いたり笑ったり怒ったりしながら癒やしてくれる子ども達、頼りない私を支え大変なときも笑顔で働いてくれるスタッフ達、労いの言葉をかけてくださるご近所の方々、そらいろこどもクリニックに関わる全ての皆様に支えられ、この9月で無事に12周年を迎えることができました。心より感謝いたします。 超スピードで加速していくAI時代の「こども医療の未来」を想像してみましょう。
☆予防医学が進歩する 予防医学が進歩するため、感染症はどんどん減っていくでしょう。子どもは様々な感染症に罹りながら免疫をつけていきますが、様々なワクチンが開発され、ワクチンスケジュールが変化することにより、重症の感染症にかかる確率が激減していきます。 また栄養学も進歩し、食事以外で子どもが必要な栄養素を適切に取る方法が確立していくため、より健康な体になっていくでしょう。
☆AIが初期診療を担う 重症か軽症かの判断は人間でなくても出来るようになります。風邪と判断されるようなケースは、診断から投薬まで全てAIで行えるかもしれません。
☆珍しい病気の早期発見や治療法が進歩する 最近では、これまで治療法がなかった希少疾患にも治療薬が開発されています。今後はこれまで以上に進歩するため、長く生きることが出来なかった子ども達を救えるようになります。
☆心の病が減る 予想というより願望です。 今、当院には「学校に行かない選択をした子ども達」、「学校生活にストレスを抱えた子ども達」が沢山通院しています。 学校のあり方が変わり、学習方法の多様性が理解され、必要な知識が変化することによって、子ども達が自分の得意とする分野を思い切り伸ばすことが出来る時代がやってきます。そのような未来では、誰かに評価されたり、誰かと比較して苦しむことがないため、子ども達は気持ちが安定し、生き生きと個性を伸ばしていくことが出来ます。
では、「小児科クリニックの役割」はどのように変化していくでしょうか。 AI時代の小児科医は、医学的な知識よりも人間性が問われるようになるのではないかと思います。この医師の顔を見て話をしたい、その声で言葉をかけて欲しい、最終的な判断をこの小児科医に任せたい…そのような理由で、子どもとそのご家族はクリニックを受診するようになるのではないでしょうか。 そらいろこどもクリニックは、これからもお子さんやご家族のそばに寄り添い、ここに来たら安心できる、医師やスタッフと会うと元気がでる、「居心地のよいおうちのようなクリニック」でありたいと願っています。どんなに時代が変化しても、この思いは、開院以来ずっと変わらず持ち続けています。 これからも、スタッフ一同どうぞよろしくお願いいたします。 |
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