2025/12/1

休日当番終わる…

世間では『クマの話題でもちきりですが、小児科の中では『休日当番の話題』でもちきりです。
 
さて、昨日は小児科の休日当番でした。

私たちスタッフは、当番が終わるたびに「ここはもっと良くできたかな」と反省を重ね、次の当番に向けて工夫を考えています。

前週は連休だったこともあり、患者さんがとても多く、夜中まで診療が続いたクリニックもあったそうです。そのため今回は事前に対策を立てたものの、正直かなり心配していました。

今年の10月に医師会から「予約診療をしても良い」と正式に通達があったため、今回は初めて予約制を導入しました。当院には順番予約システムがないので、時間予約システムを使いました。ホームページでできるだけ分かりやすくお知らせしたつもりですが、慣れない予約方法に戸惑われた方もいらっしゃったと思います。

受診された皆さま、本当にお疲れさまでした。

10月からは休日当番の体制が変わり、これまでの3軒から「2軒+臨時病院」となっています。ただ、この臨時病院の存在が分かりづらく、予約枠も少ないため、結局2軒に患者さんが集中してしまう状況です。

インフルエンザやコロナなど感染症が流行する時期には、休日の受診者数が増え、待ち時間が長くなり、夜遅くまで診療が続くことも珍しくありません。緊急性の低い受診も多く、休日診療のあり方が課題となっていました。

新しい体制では「予約を取って診療して良い」「19時を超える見込みなら受付を終了して良い」といったルールが加わりました。実際には午前中のうちに予約が埋まり、午後は救急車での受診が増えるなど、混乱も見られています。軽症の患者さんが二次救急病院へ救急車で運ばれる事態も起きており、現場は大変です。

本当に必要な方が安心して受診できる体制をつくるために、私たち小児科医は札幌市と協議を続けています。 もう少し時間がかかりますが、改善に向けて取り組んでいますので、どうぞ見守ってください!