2025/12/29

2025年を振り返って…体と心に寄り添うということ

2025年も残すところあとわずかとなりました。例年になく雪のない景色に、少し困惑しています。
 
先週ご来院の方々には年末のご挨拶をしながら、12月28日土曜日に、無事今年の診療最終日を終えました。
 

今年も、感染症やアレルギーの相談、予防接種など、毎日たくさんのお子さんたちが来院してくれました。元気になった姿を見せてくれることは、私たちスタッフにとって何よりの喜びです。

一方で、今年の診療を振り返ってみて強く感じることがあります。 それは、例年以上に「お子さんの心の相談」で来院される方が多かったことです。

「学校に行きたがらない」「なんとなく元気がない」「夜眠れていないようだ」

そんな、目に見える体の症状だけではない、お子さんやご家族の切実な不安に触れる機会が多くありました。 現代のお子さんたち、そしてお父さん・お母さんたちが抱えるストレスや悩みがいかに大きいかを、改めて肌で感じた一年でした。

体の病気を治すことはもちろん大切です。 しかし、小児科医としてそれと同じくらい大切にしたいのは、「ここに来れば、ちょっと心が軽くなる」と思ってもらえる場所であることです。

診察室でじっくりお話を伺い、一緒に悩み、少しでもお子さんやご家族の表情が和らぐ瞬間に立ち会えたとき、小児科医を続けていて良かったと心から感じます。大切なお子さんの体と心の悩み、その両方を私たちに託してくださり、本当にありがとうございました。

来年も、お子様たちが心身ともに健やかに成長できるよう、全力でサポートしてまいります。

1月4日まで休診とさせていただきます。休診期間中、急な体調不良でお困りの際は、札幌市休日当番をご利用ください。

元気に皆様とお会いできるように、私たちスタッフもゆっくり心と体を休めてまいります。1月5日より通常通り診療いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください!