2020/9/15

学童期の体調不良

涼しくなって過ごしやすい日が続いていますね。
私はここ数日低気圧のための片頭痛があり、毎日薬を飲みながら頑張っています♪
 
さて今週末は4連休ですが、クリニックは9月21日に休日当番となっています。
最近の休日当番は患者さんがとても少なくなっておりますが、連休のど真ん中なので想像がつきません。いずれにしても、いつもと同様気を引き締めて感染対策を行いながら診察を行おうと思います。
 
話は変わりますが、最近学童期の体調不良のお子さんの受診が多いような気がします。
朝起きられない、頭痛や腹痛が続いている、元気がない、学校に行けないなどなど…。
COVID-19予防のために、学校生活もストレスフルな状態なのかなと推測しますが、ぎりぎりの状態で登校していたお子さん達が、夏休みを過ぎてしんどくなってくる頃なのかもしれません。
 
学校と家庭だけという狭い世界で生きている子どもたちは、どちらかでトラブルがあると八方塞がりとなり、全て終わったと感じてしまい絶望的な気持ちになります。そして悲しいことに、世の中には辛い苦しいと助けを求めることなく自ら命を絶つ子どもたちがいるのも事実です。
まずはちゃんとサインを出してくれたお子さん達に、そして勇気を出してクリニックに受診してみようと行動を起こしてくださったお子さんとご家族の方に敬意を表したいと思います。
 
私も3人の子どもを育ててきましたが、それぞれが悩み傷つきながら成長してきたのだと感じています。親の未熟さゆえに「子どもの幸せは子どものもの」という当たり前のことを忘れて、傲慢で自分勝手な愛情をかけてしまったこともありました。
今やっと、3人の子どもたちがとりあえず生きていて笑っていてくれれば、それで十分幸せだと思えるようになってきました。
どんどん時代が変化する中で、AIで出来ることが沢山増え、私達親世代の常識では考えられなかったような未来が待っている今、色々な道があり、最終的にはそれぞれが幸せで生きていてくれればうれしいなと思います。
 
お子さんを診察させていただき、起立性調節障害や思春期うつや心身症などの症状がある方には、相談の上、症状を軽減させる西洋薬や体調を整える漢方薬を処方しています。あとは基本的に、「あまり頑張りすぎなくて大丈夫だよ」と伝えていますが、症状が強い方、発達障害の疑いがある方には小児の心療内科や思春期外来をすすめることもあります。
精神科や心療内科はハードルが高いという方はまずはご相談ください。