2017/6/1
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園健診・学校健診終了!! |
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5月から6月にかけて、保育園、幼稚園、学校健診が行われます。普段は乳児さんだけ健診をしている保育園でも、春と冬は全員の健診があるのです。 健診の楽しみといえば、通院してくださっている顔見知りのお子さんとあいさつを交わすことでしょう。クリニックの診察室ではちょろちょろしているのに学校ではぴしっとしているとついつい褒めてしまいます。 しかし・・・ぶっ続けで150人位を診察した辺りから私の外耳道は聴診器の圧迫でジンジンしてきて聴診器をつけるのも外すのも痛くて涙がでそうになります。2つの保育園と1つの小学校を掛け持ちし400人以上を診察した日は、その日の夜まで耳に熱感ありましたから・・・。 苦肉の策で聴診器が触れる辺りにワセリンつけ、今年はついに開始前にナロンエースのんで挑みましたやっぱり痛かったです。 さて、学校健診で感じたこと・・・ まず、近年はじまった運動器健診。 自宅でスクリーニング的にチェックして、検診で医師が診察するという流れ。 「両肩の高さに違いがある」など結構気にしておられる方がいるのですが、たいていピシッと立ってみると側彎は全く問題なし。 それより驚きは足首の固い子の多いこと。痛みはないので特別な疾患ではなさそうなのですが、足底をつけたまましゃがめず尻もちつきます。かかとからつま先を使って上手に歩けるのか心配になります。痛みのないお子さんには自宅で練習するように励まします。「来年は上手になって会いましょう」と。 もう一つは、コントロールされていないアトピー性皮膚炎のお子さんが多いこと。 アトピーの治療の基本は保湿とステロイドですが、現在ではプロトピック軟膏も使用できるようになり、じくじくしていない炎症ならまじめに薬を塗るとかなりきれいになります。就学前は、せっせと治療をしていたお子さんも、学校にはいると通院回数が減り、おそらく軟膏治療もおろそかになっているのではないでしょうか。「薬塗ってる?」「病院行ってる?」の質問に「うーーん」と答えるお子さんが多いですからね。 それにしても、耳が痛くならない方法はないのでしょうか・・・だれか教えて下さい!! |
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