2020/3/9
|
|
新型コロナウイルスについて思うこと |
|
3月となり、少しずつ暖かくなってきましたね。 雪も少しずつ溶けはじめ、くんくんと春のにおいを感じています。 コロナウイルス拡大の水際対策として突然休校措置となり1週間が経過しました。 北海道の行政は外出禁止を呼びかけています。 感染症対策で日々奮闘している方々本当にお疲れ様です。 子供達や仕事をしている母親たちは混乱し、経済界も大打撃をうけています。 すでに倒産の危機にさらされている企業もあります。 昨日は休日当番でした。予想通りすごく少ない人数でした。 ここにきて他の感染症も激減しているのも理由の一つです。 飛沫感染予防のために手洗いやマスク装着をしっかりし、余計な外出を避けるだけで、右肩上がりだったインフルエンザBもほとんど終息してしまいました。 クリニックでも来院された方には可能な限りマスクをして頂き、ウイルスを捕獲するという空気清浄機(信じたい!)はフル回転し、おもちゃ類の消毒に気を配っています。 災害級の感染症の扱いに、すこし過剰な不安がかきたてられることこともありますが、世の中には意味のないことは何一つないという観点から、あえて良い面だけをピックアップしてみます。 感染が拡大しないようなノウハウが知れ渡り、皆さんしっかりできている!他の感染症が激減した!すごい! 卒業式やイベントが縮小され悲しい思いをした方も沢山いらっしゃると思います。でも、これまでにない特別感を味わえたかもしれません。ちょっと強引だがすごい! 行き場のなくなった子供達のために、ボランティア精神でたくさんの方や企業が立ち上がりました。無償でWEB教材を提供したり、職場をキッズルームに改造したり、次々と助け合いの精神が生まれています。すごい! 工夫することによってテレワークがぐんと増えました。これからの時代に先駆けて、工夫すればこんなこともできてしまうんだと感心しています。すごい! 経済界は大打撃です。でも、この事態を乗り越えたときは、娯楽や買い物にめいっぱい投資したいと思うでしょう。すごい! そしてなにより、 平和で当たり前だと思っていた日常の幸せが身に染みてわかりました。 普通に友達と会話したり、仕事をしたり、買い物をしたり、ごはんを食べたりする平穏な日々があるということにこそ、感謝したいと思います。 地震や停電と同様に今回の件でもたくさんの気づきがありました。 と、医師らしくないコメントでした。 それでは、みなさんお元気でお過ごしください。 |
|