2022/12/28

今年最後の診療日

例年より雪が少ない年末になりました。
ですが道路が凍ってつるつるで、びくびくしながら忍び足で通勤しています。
 
先週くらいから、新型コロナウイルス感染症に混ざってインフルエンザA型が陽性となる方がちらほらとでてくるようになりました。
コロナとインフルエンザは症状からはほとんど見分けがつかず、喉の赤みも同じくらいかと思います。
コロナが流行していた先シーズンまでの2年間はほとんど流行しなかったインフルエンザですが、今年は子ども達の冬休み明けにでもしっかり流行するのではないでしょうか。症状を軽減するワクチンも1回は接種しておいた方がよいと考えます。
当院のインフルエンザワクチンは12月で終了予定でしたが、2回目接種がお済みでないかかりつけの方も多少いらっしゃるため1月16日の週に数名接種を行う予定です。ご希望の方はお電話でご相談ください。
 
あんなに馴染みの感染症だったのに、すっかり忘れている方もいるかと思いますのでおさらいしておきますと、インフルエンザは発症から48時間以内であれば治療薬が有効と言われています。現在はタミフルとゾフルーザという飲み薬、リレンザとイナビルという吸入薬、そしてラピアクタという注射薬を使うことが出来ます。大体どの薬でも使用して24時間程度で解熱すると言われています。(当院ではまだラピアクタは納品していません。)
検査は基本は抗原検査のため、ウイルスが増えていない発症の初期では陰性になってしまうことがあります。出来れば発熱後24時間程度たってからの検査をすると1回で白黒つくのでお勧めいたします。因みにコロナの抗原検査キットも同様なので、早期の自己検査で陰性でもクリニックで検査すると陽性となる方は多数いらっしゃいます…。
 
インフルエンザの大流行を想定して、1月以降の発熱外来をどのように運用していくか考え中ですので少々お待ちください。
 
明日29日から1月3日まで、当院は年末年始のお休みをいただいております。
この間は小児科の休日当番、または12月25日から始まった小児ドライブスルー発熱外来(詳細はこちら)を受診してくださいね。
 
今年1年大きな事故もなくスタッフ一同皆で助け合いながら診療を続けてこられたこと、また通院してくださる皆様から温かい言葉をかけていただいたこと、子ども達ひとりひとりから日々沢山の元気を頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
 
年末年始は自宅やクリニックの掃除をしたりしながらゆっくりと過ごしたいと思います。
皆様にとって2023年が素敵な1年となりますように。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。