2023/11/11

明日は小児科休日当番です

先週から急に寒くなり、気圧の変動の影響かぜーぜーしているお子さんが増えています。片頭痛も気管支喘息も辛い季節ですね。今日は札幌でも初雪が降ったとのこと。短い秋でした…。
 
さて、明日は2ヶ月ぶりの小児科休日当番です。
最近、小児科休日当番のあり方が小児科のMLでも話題になっています。
 
休日当番や夜間急病センターは、平日診療まで待てない方が受診するための役割を担っています。翌日受診までに必要な投薬や最低限の検査を行います。
 
最近の小児科休日当番は感染症の抗原検査の人数が多く、診察→抗原検査を採取→結果説明とお一人お一人に時間がかかり、また療養期間の説明などに時間を要しています。実際、診察したら結果説明に走り…となかなか進みません。
日曜日の3箇所小児科当番の平均が150人を超えている状況で、医師一人の場合、休憩を取らずに診療してもクリニックによってはミッドナイトに近い時間帯までの診療となってしまうこともあります。
 
子どもの体調が悪くても、平日に仕事を休めないお母さんたちが世の中に沢山いらっしゃることも休日診療が減らない一因なのではないでしょうか。我が子が小さい時も、熱が上がりませんように…と坐薬をさして保育園に連れて行ったこともありました(懺悔ですが時効ということで。)子育て世代を社会が支え、安心して子どもを育てていけるような仕組みも必要だと思います。
 
さて、そうは言っても翌月曜日も通常診療があり、なんとかして明日の休日当番を円滑に待ち時間少なく行わなければなりません。あの手この手と考えて、下記のとおり診療を行いますのでよろしくお願いいたします。

◯インフルエンザまたはコロナが疑われる場合にはインフルエンザ・コロナの同時検査を行います。

◯その他の抗原検査は極力行いません。熱が持続する場合は平日にかかりつけを受診してください。

◯インフルエンザが陽性の場合 

6歳以下で粉かシロップをご希望の方→5日間内服のタミフルを処方

※タミフルが不足しているため7歳以上で錠剤が飲めない方→5日間吸入のリレンザを処方

錠剤希望の方→1回内服のゾフルーザを処方

◯各種感冒薬が不足しており、内服薬は基本3日分処方、インフルエンザやコロナ陽性の方は療養期間分(5日以内)処方となります。

◯保湿や定期の抗アレルギー薬等、救急以外の薬は処方できません。
 
皆様、どうぞご理解とご協力をお願いいたします。