2018/2/20

熱のないインフルエンザ??

平昌オリンピックで連日盛り上がっていますね。
フィギアももちろんいいけど、タイムだけでスカッと勝敗が決まるスピードスケートなんかは見ていてとても気持ちがいいです。
けがなどの挫折を乗り越えて、オリンピックの大舞台でガッツポーズする選手達の姿はとても素敵です。一流のアスリート達のそれぞれのドラマをみて、自分も日々のつらいことや大変なことを乗り越えていかないと・・と思っています。
 
さて、1月後半からインフルエンザがさらに拡大していますね。メディアで「熱のないインフルエンザ」の特集があったせいもあり、学校や園では「今年のインフルエンザは熱がでません」とか、「熱がなくてもインフルエンザの可能性があるので早めに医療機関を受診しましょう」とか、保護者の皆様も大混乱。微熱や軽い咳などでも心配してクリニックを受診しています。小児科受診する患者さんは増え続け、休日当番のクリニックも2月から3施設から5施設となったのにもかかわらず、1施設200名を超す受診があったりで大変なことになっていました。ここ1週間くらいは少し落ち着いてきたところです。
 
確かに37度台の微熱でも、検査すると陽性になる方はいます・・・が、軽症インフルエンザに関しては絶対薬を使用しなければならないものでもなく、周囲への感染にさえ気を付けていればよいわけで、まったく熱のない時期から検査しにこられる必要はありません。特に休日当番はインフルエンザAもBもごちゃごちゃ受診していますので、そんなところに飛び込むのは自殺行為です(ちょっと大げさですが)。インフルエンザの検査は続けて2回までしか保険で検査できませんので、せめて微熱でも24時間経過してから、高熱時も12時間程度たってから受診をおすすめします。