2018/4/9

春です。喘息シーズン到来!

慌ただしく時が過ぎ、あっという間に4月になりました。新しい環境の中でとまどうことや緊張の日々が続くときです。
 
柳内家もこの春こども達3人ともフレッシュさんです。長男は社会人1年生、長女は大学1年生、次男は高校1年生。それぞれがそれぞれのうれしさの中で不安を背負って頑張っていることでしょう。もう見守るしかできませんけど、一歩一歩自分のペースで進んでいって自分の人生をきりひらいていってほしいものです。
 
さて、きらきらの春とはいえ、まだまだ肌寒い日が続いています。気圧の変化や砂ぼこりも多く、2週間位前からアレルギー症状がでているお子さん達が来院しています。
 
特に気管支喘息のお子さん達の受診が増えています。喘息という病気は元気なときも気管支に炎症が起こっています。春先の気圧の変化(低気圧)で、「肺胞」という肺の中の空気の取り込まれる小さな風船がふくらみ、炎症のために壁が厚くなったり痰がつまったりした出口が狭くなり、「息が吸えるけれども吐ききれない」状態になってしまいます。野生動物のように体は敏感に反応し、元気だったこどもが急にゼーゼーしはじめるのです。元気なときもしっかり炎症を抑えて予防をしていくことによって発作は起こりづらくなります。薬を続けましょうね!と言われたお子さんはきちんと通院してくださいね。
 
また北海道ではハンノキの花粉が飛散しています。もう少しするとシラカバ花粉もイネ科も飛散します。湿度が高くなるとダニさんも元気になります。アレルギー症状がつらいお子さんはどうぞ早めに受診してくださいね。